「スカートと車の運転」について

スカートで車の運転をする場合、「アクセルペダル」「ブレーキペダル」(さらにマニュアル車であれば「クラッチペダル」)を運転状況に合わせて、片脚(または両脚)ですばやく操作する必要がありますので、ある程度、脚を開き目にして、動きやすい状態にしていると思いますが、脚で操作する過程で「膝の位置」が脚の付け根の位置より高くなるケースが多く発生し、この結果、スカートの裾が膝から脚の付け根の方へずり上がってくる(運転席の自分から見えると「ずり下がってくる?」)ような現象が起こることがあります。

車の運転中、スカートの裾がずり上がってしまうこと自体は、よほどのことがない限り、特にお咎めのある内容ではありませんが、同乗者の人がいたりすると、そのことを気にすることで、多少注意力が散漫になったりする恐れもありますし、場合によっては、並走している隣の車の人にその姿を見られる可能性もありますので注意した方が良いでしょう。

スカートの丈や素材などにより異なりますが、一般的には「素材が固め」のものは、スカートの形状を維持しようとする生地の方が、脚の動きより勝ることで、この現象は起こりにくくなります。また「ロング丈」のものは、ひざ下以降の生地の自重や、生地のすべりやすさなどにより、スカートの裾が元の位置に戻ろうとする力の方が勝って、同様にこの現象は起きにくいです。

一方、「素材が柔らか」くて、「丈がノーマル丈より短いもの」は、脚の動かし方によっては、スカートの裾がずり上がってきてしまうことがあります。特に丈が「ミニ丈」で、すべりの良い素材のものは、その現象になりやすいため、注意が必要です。
もし、このような場合は「膝掛け」などを利用すると良いでしょう。

余談ですが、スカートで車を運転する場合は、スカート自体より、そのスカートとコーディネートして履いている履物の方が、運転操作や安全運転に大きく影響を与えるものがありますので、「運転に適さないもの」(一例ではハイヒールなど。)を履いたまま、運転することの無いように注意しましょう。