「スカートと階段」について

スカートという衣類は、皆さんもご存知の通り、「キュロット型」のパンツ風のものを除けば、基本的には裾の部分は開放された構造となっていますので、日常生活している空間の中には、注意していないと下着などが見えてしまう場所がいくつか存在します。

その中の一つとして「階段」があります。

ここは、スカートを穿いている人の斜め下の低い位置に、他人が存在しうる場所ですから、穿いているスカートの丈や型、階段の角度、階段下を歩いている人の段差数、本人の昇り降りの際の動きによっては、下着が見えてしまう場合があります。

一般的に「ロングスカート」については、その形状や長さのため、この現象は起きにくいです。一方、「ミニスカート」は丈が短いことや、「フレア系スカート」は、裾が広がりやすいタイプであることから、その現象が起きやすいと言えます。

また、この場所は、多くの人が同じ方向を向いて階段を昇っていることも多く、自分の後ろの動きを常に気にして歩くことも容易ではないという状況を悪用して「盗撮行為」が行われやすい場所であり、昔からニュース沙汰になっていることからも注意をしなければならない場所の一つと言えます。

これらの予防策としては「階段を昇り降りする時は、手やカバンなどでスカートの裾をおさえる」「不意に自分のスカートの下付近にカバンや靴先を入れてくる不審者に注意する」などがありますが、あまり、自分の後ろをキョロキョロしていると今度はスカートを穿いているあなた自身が不審者と思われてしまったり、自意識過剰な人と勘違いされてしまう可能性もあるのがなんとも悲しい話です。

なお、スカートと段差がある状態で何度以上の傾斜があると下着が見える可能性があるということを図式を使い、物理的に解説しているサイトがありますので、興味がある方は検索エンジンで「スカート 角度」などと入力して探してみて下さい。